子育てを終え、2人きりとなった夫婦のあり方の一つが「

子育てを終え、2人きりとなった夫婦のあり方の一つが「卒婚」だ。月に1週間程度、妻と離れて故郷の長野県山ノ内町で暮らし「卒婚」を実践している、ものまね芸人の清水アキラさんに定年後の楽しみ方を聞いた。【週刊エコノミスト編集部】

 ◇妻も解放して自由な時間がないといけない

 --2013年11月に、妻と離れて暮らす「卒婚」を宣言しました。

http://キュイン.com/matome/1720
http://xnode.be/881

 ◆清水アキラさん 宣言したら「別居、離婚」と騒がれて、面倒になっちゃった(笑い)。大げさなことではなくて、子供が社会人になって手が掛からなくなった。俺は絵を描いたり釣りをしたり、女房も自分の楽しみ方で過ごす。「こういう形いいよ」と伝えたかっただけなんだよな。

 --きっかけは。

 ◆09年末から1年間、神奈川県箱根町のホテルでショーをすることになった。女房に「一緒に来て」と頼んだら、一度は断られた。でも、「身の回りの世話や、スタッフの食事も必要でしょう」とついて来てくれ、一生懸命やってくれた。そのときに、女房も解放して自由な時間がなければいけないねと思ったのがきっかけだな。

 --どんな暮らしを。

http://stone-roses.org/matome/6250
http://c.code.am/detail/445

 ◆長野にいるときは本当に自由。9月は半月くらいしか東京にいない。ゴルフ合宿に行くからね。1人のときは洗濯もせず、ゴミもためて、車で東京に持って帰ってくることもある。結局、女房に頼ってしまって、「卒業できてないじゃん」という話だけどね(笑い)。

 でも女房も俺がいないと、夜ごはんもお茶漬けでいいって、すごく楽みたい。それでも夫婦仲はまったく問題ない。だから自由なことができる。離れてみると、女房のよさがわかりますよ。毎日、「何してるの」と電話するからね。

 だから家にいるときは、毎日ほっぺたにチューする。女房は嫌がっているけど、照れ隠しだね。